映画「赤羽骨子のボディガード」 荒唐無稽を割り切って面白く仕上げた映画

2024年9月9日

映画「赤羽骨子のボディガード」を劇場で観ました。
週刊少年マガジン掲載の漫画の映画化です。

あらすじ

高校生の赤羽骨子は、ある事情から100億円の懸賞金をかけられ、殺し屋から狙われる身となってしまう。幼なじみの不良・威吹荒邦は骨子のボディガードを引き受けるが、彼に与えられたミッションは骨子本人にバレることなく彼女を守り抜くことで、なんとクラスメイト全員が同じく彼女のボディガードだった。

登場人物が多いのでクソ映画確定かなと思っていましたが、ネットでの評判がいいため気になって観ました。

突っ込み所は多数ありますが、荒唐無稽な設定を意識して、作り手側も捨てるところ拾うところを割り切って映画作りをしているため、コミカルドラマ路線だということを意識すれば楽しく観られます、

まず、主役女優のキャスティングがよく、魅力的です。
そして、殺陣がいい。

序盤での殺陣シーンでクラスメイトの紹介を全員しているものの、活躍するキャラクタを絞り込んでいるため、観客を混乱させません。

2時間という映画の尺を意識したストーリー展開といい、よくまとまっています。
ネットの評判のよさも頷ける映画作品です。

監督の石川淳一の過去作には「変な家」「ミックス(卓球)」があります。

邦画「赤羽骨子のボディガード」 2024年

評価:★★★
監督:石川淳一
漫画原作:丹月正光
脚本:八津弘幸
配給:松竹
出演:
威吹荒邦:ラウール
赤羽骨子:出口夏希
染島澄彦:奥平大兼
棘屋寧:髙橋ひかる
糸踏忠也:倉悠貴
日暮弥美姫:山本千尋
迅来風太:戸塚純貴
湾可世子:鳴海唯
那木うずめ:中田青渚
愛満斗々:長井短
千坂時規:坂口涼太郎
大叢井巌:木村昴
海代朱雀:芝大輔
首藤孔蘭:詩羽
夏野真凪:安斉星来
杜窪章介:橘優輝
嘉柄譲:松岡広大
黒雲字音:大久保桜子
幡一平:有輝
敷本奈々穂:かなで
小樽椚:工藤美桜
天貫与一:三浦獠太
吉信滝丸:髙橋大翔
霧宮茶虎:あの
威吹丈夫:津田健次郎
田中皆川:猿時
尽宮正人:遠藤憲一
尽宮正親:土屋太鳳
鍋沢:安井順平