映画「A.I.」 近未来というよりは人間に近すぎるテーマ

映画「A.I.」をTVで観ました。
あらすじ
人間は“感情”以外の面において万能なロボットを召使いとする生活を送っていた。そんなとき、サイバートロニクス社は世界で初めて“愛する”ことをインプットしたロボットの少年デイビッドを作り上げる。彼は試験的なケースとしてサイバートロニクスの従業員夫妻の養子となるが、やがて予期せぬ状況の連続で生活を続けられなくなり、デイビッドは家を出る。
なんか、もっとSF的な人vsアンドロイドのようなものを期待したのですが、ウェットなヒューマンドラマというかそんな感じでした。
人間そっくりの主人公が、アンドロイドということで差別的な待遇を受けていって、という感じです。
ただこの構図は、引き取られた子供など昔からある設定なので、このA.I.というタイトルでやるべきことなのかは疑問です。
また、見た時代が遅すぎたような気がします。
公開当時ならともかく、A.I.のリアルが増したとはいえ、個人的にはひととおり語りつくされた感じがしたというか、旬を逃した感が大きいです。
映画「A.I.」 2001年
評価:★★
監督・脚本:スティーヴン・スピルバーグ
小説原作:ブライアン・オールディス
配給:ワーナー・ブラザース
出演:
デイビッド:ハーレイ・ジョエル・オスメント
モリカ・スウィントン:フランシス・オコナー
ジゴロ・ジョー:ジュード・ロウ
ヘンリー・スウィントン:サム・ロバーズ
ジョンソン:ブレンダン・グリーソン
マーティン:ジェイク・トーマス
ホビー博士:ウィリアム・ハート
デイヴィー・チェイス
ナレーション:ベン・キングズレー
ドクター・ノウ:ロビン・ウィリアムズ
ブルー・フェアリー:メリル・ストリープ
エイドリアン・グレニアー