映画「竜とそばかすの姫」 ステレオ・タイプばかりの古い映画!?

映画「竜とそばかすの姫」を劇場で観ました。
劇場で細田作品を観るのは、「サマーウォーズ」以来です。
あらすじ
母と一緒に歌うことが大好きだった彼女は、母の死をきっかけに歌うことができなくなり、現実の世界に心を閉ざすようになっていた。ある日、友人に誘われ全世界で50億人以上が集う仮想世界「U(ユー)」に参加することになったすずは、「ベル」というアバターで「U」の世界に足を踏み入れる。仮想世界では自然と歌うことができ、自作の歌を披露するうちにベルは世界中から注目される存在となっていく。
うーん。
映像としてはきれいなんだけど、ひょっとしたら「サマーウォーズ」から何一つ進歩していないかもしれない…。
細田守監督は、今や古い人になったのかなと思いました。
とにかく、ステレオタイプのオンパレード。
田舎の内気なドジっ子がネットで美人な歌姫になるとか、ネットの中で暴れている悪役が、実は大きな悩みなどをかかえているとか、とにかく全ての演出が典型的な表現で表されている。
「世界の片隅で」「君の名は」「映画大好きポンポさん」などのアニメ映画が出た後では、それらの表現がとても古臭い表現に感じてしまいます。
「未来のミライ」などで分かりにくく思われた結果、わかりやすいものを作ったのかもしれませんが、あまり旨味のない作品になってしまったように思います。
アニメ邦画「竜とそばかすの姫」 2021年
評価:★★
監督・脚本:細田守
配給:東宝
アニメ制作:スタジオ地図
主題歌:「U」millennium parade × 中村佳穂
声の出演:
内藤鈴(すず)/ベル:中村佳穂
久武忍(しのぶくん):成田凌
千頭慎次郎(カミシン):染谷将太
渡辺瑠果(ルカちゃん):玉城ティナ
別役弘香(ヒロちゃん):幾田りら
吉谷さん:森山良子
喜多さん:清水ミチコ
奥本さん:坂本冬美
中井さん:岩崎良美
畑中さん:中尾幸世
ジャスティン:森川智之
恵・知の父親:石黒賢
ひとかわむい太郎/ぐっとこらえ丸:宮野真守
鈴の母:島本須美
ペギー・スー:ermhoi
知/天使:HANA
イェリネク:津田健次郎
スワン:小山茉美
フォックス:宮本充
野球評論家:多田野曜平
司会者:牛山茂
鈴の父:役所広司
恵/竜:佐藤健
桝太一
水卜麻美
徳島えりか
山崎誠
平松修造
伊藤大海
弘竜太郎
河出奈都美
石川みなみ
忽滑谷こころ
那須晃行
中西茂樹
金ちゃん
坂井良多