映画「名も無き世界のエンドロール」 本年の映画ベスト候補
映画「名もなき世界のエンドロール」を観ました。
地味感(地味に感動できる)映画かと思ったのですが、違いました。
身寄りのないことからいつも一緒に過ごしていたキダとマコト。
就職後も同じ自動車の板金修理工場で働いていました。
ある時、モデル級の美女が、表佐多にせず修理をしたいと車を持ち込んだことから、運命の歯車が狂ってきます。
マコトはその女性に興味をもち、1週間後には退職し総則を絶ってしまいます。
その後、自動車板金工場も経営が立ち行かなくなり、キダは裏社会の仕事をするようになります。
出だしから、これはどういうことなんだろうと、興味を引く映画の作り方をしています。
原作小説があるとはいえ、脚本もかなり練られていると思います。
また過去の思い出が要所要所でロールバックされますが、このバランスも見事です。
徐々に明かされていく背景。
久しぶりに、展開していくストーリーが楽しめる作品です。
また、榎本明の正しい使い方というか、配役も見事です。
邦画「名も無き世界のエンドロール」 2021年
監督:佐藤祐市
小説原作:行成薫
脚本:西条みつとし
配給:エイベックス
主題歌:須田景凪「ゆるる」
出演:
キダ:岩田剛典
マコト:新田真剣佑
ヨッチ:山田杏奈
リサ:中村アン
安藤:石丸謙二郎
宮澤社長:大友康平
川畑:柄本明