映画「ノーライフキング」 いとうせいこう原作のドラゴンクエスト逸話

映画「ノーライフキング」を観ました。
ドラゴンクエストブームに乗っかる形で1988年に書かれた、いとうせいこうの小説「ノーライフキング」の映画化です。
1988年がどんな時代だったかというと、8ビットゲームの最盛期でPCではNECのPC-8801シリーズの一人勝ち(ジーザス、アンジェラスなどが発売されている)になっていて、ファミコンでは2月にドラゴンクエスト3が発売され、発売日に行列ができただのと話題になっていました。
映画のストーリーは、人気ゲーム「ライフキング」には、裏バージョンの「ノーライフキング」というものがあり、呪いが掛けられているという。
ある日、朝礼で突如校長先生が気絶し、それがライフキングのあるシーンに似ているということから、ノーライフキングの呪いではないかということで、その都市伝説が広まっていく、という話です。
うーん、今見てみると古い映像という気がします。
そういえば、ドラマ「家なき子」を観たときもそんな印象を受けました。
冒頭のライフキングのシーンと校長先生の気絶シーンが一致しているように見えなかったり、ゲーム画面でどんな敵が出てくるかとか出さないまま子供たちのモンスター話をされても、ちょっとついて行きがたいです。
この映画自体も、当時そんなに話題になった覚えがなく、小説で読むと面白い物語なのかもしれません。
邦画「ノーライフキング」 1989年
評価:★
監督:市川準
小説原作:いとうせいこう
脚本:じんのひろあき
配給:アルゴプロジェクト
主題歌:「こんなじゃダメ神様」「星に願いを」チロリン
出演:
大沢まこと:高山良
室井克也:原田慎也
木村実:山崎康平
中村あきら:大友大輔
中村さとる:峯村康平
望月圭昌:市川浩
亀井典子:久米舞
大沢まみ子:鈴木さえ子
水田信彦:斎藤ネコ
木村平成:中村伸郎
サラリーマン:イッセー尾形
稲田英晃:嶋田久作