映画「散歩する侵略者」 なんとも言えないサイコ・ミステリー

2025年6月1日

映画チラシ:散歩する侵略者/長澤まさみ

映画「散歩する侵略者」をAmazon Primeで観ました。

あらすじ

数日にわたって行方がわからなくなっていた夫・真治が、まるで別人のように優しくなって帰ってきたことに戸惑う妻・鳴海。それ以来、真治は毎日どこかへ散歩に出かけるようになる。同じ頃、町で一家惨殺事件が発生し、不可解な現象が続発。取材を進めるジャーナリストの桜井は、ある事実に気づく。

先の読めない展開、自称侵略者の微妙な雰囲気の中で物語が進行していきます。
その狂言だか何だかわからない感じで進んでいく感じが、いい意味で先が読めず地味に楽しめます。

概念を奪うという映画らしくないことを行動目的にしているのは何故と疑問に思ったので調べてみると、元は劇団イキウメの舞台作品(小説化もされている)だそうです。
多分、舞台と映画では種子が違ってきているだろうなと思います。

あくまでも侵略者が正体不明なままなのは、2000年以降の傾向なのかもしれません。

邦画「散歩する侵略者」 2017年

評価:★★★
監督:黒沢清
小説原作:前川知大/劇団イキウメ
脚本:田中幸子 黒沢清
配給:松竹
出演:
加瀬鳴海:長澤まさみ
加瀬真治:松田龍平
天野:高杉真宙
立花あきら:恒松祐里
桜井:長谷川博己
加瀬明日美:前田敦子
丸尾:満島真之介
車田:児嶋一哉
鈴木光石研
牧師:東出昌大
医者:小泉今日子
品川:笹野高史