映画「ロボコン」(ロボット・コンテスト) 長澤まさみ初主演
映画「ロボコン」を観ました。
がんばれロボコンでなく、ロボット・コンテストの映画です。
ビラをみると4人の生徒が写っています。
そのうちの一人がいかにも理系な感じの女子(長澤まさみ)ですが、映画ではずっとかわいいです。
序盤は、どの役者もそんなに魅力があるわけでもないので、やっぱB級作品だろうというイメージが拭えないです。
でもロボットコンテストの対戦が始まると、俄然盛り上がってきます。
ロボットコンテストを素直に描くことが、この映画の良さだと思います。
さすがNHK、さすが九州の高専の 全面協力だけあります(でも舞台が中国地方なのになぜ?)。
そして準決勝で第一ロボット部(主人公らは同じ学校の第二ロボット部)との対戦が凄いです。
相手が「指定した場所に載せた箱を、落としてはいけない」というルールを最大に活かしたあの置き方をします。
学生にあんな精度のロボットが ほんとに作れるのかよと疑ってしまうのですが、優勝の常連チームを思わせる凄い戦略です。
それを見事に攻略して見せる主人公ら。
このアイデアは凄いの一語につきます。このシーンだけでも(まあ最大の見せ場なんで)観る価値があります。
さらに、要所要所のシーンでの小粋な演出も気が利いてます。
この監督は、映画慣れしていないのかもしれませんけれど。
邦画はあまり観ないのですが、今年最高の邦画ではないでしょうか?
全ての理系の人に観てもらいたいし、文系の人も楽しめる、多分楽しめると思う、楽しめるんじゃないかな、などと覚悟はしておけって作品です。
邦画「ロボコン」 2003年
監督・脚本:古厩智之
配給:東宝
出演:
葉沢里美:長澤まさみ
相田航一:小栗旬
四谷(部長):伊藤淳史
竹内和義:塚本高史
図師隼人:鈴木一真
笹木良子:須藤理彩
葉沢良行:うじきつよし
オババ:吉田日出子
豪原:荒川良々
脇田先生:平泉成