映画「サバイバル・ファミリー」 狙いの不確かさが残念すぎる

2025年5月26日

映画「サバイバル・ファミリー」を観ました。
ある日突然、停電に見舞われてという話です。

あらすじ

東京で暮らすごく平凡な一家、鈴木家。当たり前のように電化製品に囲まれた生活を送っていたある日、電気を必要とするあらゆるものがなぜか使えなくなり、東京は大混乱に陥ってしまう。交通機関や電話、ガス、水道まで完全にストップした生活に人々が困り果てる中、鈴木家の亭主関白な父・義之は、家族を連れて東京を脱出することを決意するが……。

正直、残念すぎます。

災害の原因が明かされないことに加え、電池・バッテリー物まで使用できなくなるということになると、もはや災害対策シミュレーションでもなくなります。
いわゆる災害に対する備えが無効になってしまうため、映画のとらえ方が非常に危うくなります。

また、この主人公家族が、あやふやな噂を頼りに大阪まで自転車で移動するというのは、あまりにも無謀すぎます。
水と食料、住環境の維持がまず大きな課題になるでしょうに。

単に電気が一切なくなるを描くだけでは、電気がある今は良かったねで終わってしまうそうで、なんとも言えません。

邦画「サバイバル・ファミリー」 2017年

評価:★★
監督・脚本:矢口史靖
脚本:岡田道尚
配給:東宝
主題歌:SHANTI「Hard Times Come Again No More」
出演:
鈴木義之:小日向文世
鈴木光恵:深津絵里
鈴木賢司泉:澤祐希
鈴木結衣:葵わかな
菅原大吉
徳井優
桂雀々
森下能幸
田中要次
有福正志
左時枝
ミッキー・カーチス
斎藤敏夫:時任三郎
斎藤静子:藤原紀香
斎藤涼介:大野拓朗
斎藤翔平:志尊淳
古田富子:渡辺えり
高橋亮:三宅麻伸
佐々木重臣:柄本明
田中善一:大地康雄