映画「君は月夜に光り輝く」 発光病をどう取り扱う?

映画「君は月夜に光り輝く」を劇場で観ました。
永野芽郁主演で評判もいいようのなので観ました。
けれど、やはりガチな恋愛映画でした。
あらすじ
高校生の岡田卓也が出会った同級生の渡良瀬まみずは、不治の病である発光病で入院生活を送っていた。細胞の異常によって皮膚が発光するその病気は、死が近づくにつれて光が強くなり、成人するまで生存した者はいない。卓也は、病院から外出が許されないまみずに代わり、彼女の願いを実行し、その感想を彼女に伝える「代行体験」を始め、まみずは卓也との代行体験を通し、人生の楽しみを覚える。次第に2人の距離は縮まっていくが、卓也とまみずは避けることができない死の恐怖に襲われる。
小説原作でヒットし映画化になったようです。
ここで、キーとなるのが「発光病」。
原因不明の病気で、細胞の異常によって皮膚が発光するもので、成人まで生き永らえたものはいないという病気だそうです。
取り扱いを間違えると中二病的なものにしか見えなくなりそうな、この発光病という設定をどう取り扱うのかが映画の大きなポイントになるでしょう。
小説ではアマゾンのレビューを見る限り、この発光病による光具合と主人公の心情がリンクしているだの設定があるようです。
映画では、極力、発光病という設定は抑えられているようでした。
なら、普通の不治の病でもよかったような…。
良くも悪くも、キャストから推測できる普通の恋愛映画でした。
ちょっと残念です。
邦画「君は月夜に光り輝く」 2019年
評価:★★
監督・脚本:月川翔
小説原作:佐野徹夜
配給:東宝
主題歌:SEKAI NO OWARI「蜜の月」
出演:
渡良瀬まみず:永野芽郁
岡田卓也:北村匠海
香山彰:甲斐翔真
岡田鳴子:松本穂香
平林リコ:今田美桜
岡崎優香
渡良瀬律:生田智子
岡田恭子:長谷川京子
深見真:及川光博
斉藤慎二