映画「テラフォーマーズ」 原作の良さを置き去りに

映画「テラフォーマーズ」をAmazon Primeで観ました。
ひどいと噂の作品ですが、観ました。
原作を知っているので、まずこの作品の映画化は絶対的に尺が足りないだろうと思ってました。
ところが意外に、比較的にゆるやかな時間が流れていきます。
まず、各人物の紹介に当たる何かが欲しかったです。
豪華キャストが何人も出ているのですが、各人がどんな人かもわからないまま闘争になっていきます。
そして、テラフォーマー(進化ゴキブリ)の姿。
初登場の際に、嫌悪感を催すような姿にしてほしかった。
そうすれば、事態の異常さが伝わってきたのに。
バグズ処理による昆虫能力の発揮およびその解説。
今一つ、戦闘シーン及びその能力発揮がうまく描かれていません。
加えて能力説明のシーンも、昆虫のアップで当該人物が全く映らないので、変に画面が変わって話の流れが切られてしまいます。
そして登場人物らが、何のために行動しているのか掴みづらいです。
いっそのこと、戦闘シーンあたりは脱出劇と割り切って作るべきだったのではないでしょうか。
全体的に、このシーンは何を見せたいのか、何のために作ったのかが伝わってこないです。
残念。
邦画「テラフォーマーズ」 2016年
評価:★
監督:三池崇史
漫画原作:貴家悠/橘賢一
脚本:中島かずき
配給:ワーナー・ブラザース
主題歌:「BREAK OF DAWN」三代目 J Soul Brothers from EXILE TRIBE
出演:
小町小吉:伊藤英明
秋田奈々緒:武井咲
武藤仁:山下智久
蛭間一郎:山田孝之
本多晃:小栗旬
ゴッド・リー:ケイン・コスギ
森木明日香:菊地凛子
堂島啓介:加藤雅也
大張美奈:小池栄子
大迫空衣:篠田麻里子
手塚俊治:滝藤賢一
連城マリア:太田莉菜
榊原:福島リラ
渋川清彦