映画「インセプション」  久々の巧妙な設定

ジブリ映画の「借り暮らしのアリエッティ」がタイミングが合わなかったため、こちらの「インセプション」を観ることにしました。
TVの宣伝によると、かなりの大作のようですが果たして…。

面白いです。
久々に、この世界に浸れる映画だと思いました。

どこかで観たような設定が、と思って観てました。
「アヴァロン」「パプリカ」「メメント」など…。
まあ、色濃く影響を受けているのはやっぱり、「マトリクス」か。

果たしてTVCMの「もっとも感染力の高いのはアイデアである」とは…。

相手とチューブを接続し同時に眠ることで、相手の夢の中に入り情報を盗む。
相手にとって、ここが夢の世界だと気づかせずに行うことがポイントのようです。

相手の夢に入り込むといっても、ある程度、舞台設定というか世界を作ることができる。
そして、夢の中で死ぬか特定の刺激によって、夢の世界から覚めることができる。
この設定が意外にすごい。そして、確信の部分にと繋がっていきます。

この映画には、欠点がいくつかあります。

最初のうちは、この映画の世界設定がよくわからずに進んでいくことです。
そして映画のポイントがわかったあたりから、妙な急展開になっていきます。

この映画の深いテーマである「もっとも感染力の高いのはアイデアである」が、結局デカプリオの個人的な話で終わっていることが残念です。

で、ラストはよくわかりません。

でも、久々に震えるような世界観に浸れました。
うん、よかった。

洋画「インセプション」 2010年

評価:★★★★★
監督・脚本:クリストファー・ノーラン
配給:ワーナー・ブラザース
出演:
コブ:レオナルド・ディカプリオ
サイトー:渡辺謙
アーサー:ジョセフ・ゴードン=レビット
モル:マリオン・コティヤール
アリアドネ:エレン・ペイジ
イームス:トム・ハーディ
ロバート・フィッシャー:キリアン・マーフィ
ブラウニング:トム・ベレンジャー
マイルズ:マイケル・ケイン
ユスフ:ディリープ・ラオ
ナッシュ:ルーカス・ハース
タルラ・ライリー
モーリス・フィッシャー:ピート・ポスルスウェイト

映画:インセプションを記事にしているブログ

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