アニメ映画「トリツカレ男」 なかなかいい作品なんだけど…

2025年11月25日

絵柄でとっつきの悪いと言われているアニメ映画「トリツカレ男」を劇場で観ました。

あらすじ

何かに夢中になると他のことが目に入らなくなってしまうジュゼッペは、街の人々から「トリツカレ男」と呼ばれている。彼がとりつかれるものは、三段跳びや探偵、歌など、誰も予想できないものばかり。ジュゼッペは行き場のないネズミのシエロに話しかけるうちに、ネズミ語をマスターする。ある日、昆虫採集に夢中になっていたジュゼッペは、公園で風船売りをしているペチカに一目ぼれし、今度は彼女に夢中になる。勇気を出してペチカに話しかけるジュゼッペだったが、彼女は心に悲しみを抱えていた。ジュゼッペは大好きなペチカのため、相棒シエロとともに、これまでとりつかれてきた数々の技を使って彼女の心配事をこっそり解決していく。

悪くはないです。
適度に先の読めないストーリー、ミュージカルと言ってもそれなりにストーリー上に載せているため、違和感がないところなど、もっと評価されてもいいと思います。

ただあの絵柄が、最初に観たいと思わせるかは疑問。

この絵柄にした意味はなんとなくわかります。
既存の世界、既存のアニメとは違う世界であることを描きたかったんだなと思います。
例えば「ガンバの冒険」の人間とのやり取りのシーンのように。

絵柄の壁を乗り越えれば、結構見ごたえのあるアニメ映画です。

アニメ邦画「トリツカレ男」 2025年

評価:★★
監督:髙橋渉
小説原作:いしいしんじ
脚本:三浦直之
配給:バンダイナムコフィルムワークス
アニメ制作:シンエイ動画
主題歌:Awesome City Club「ファンファーレ」
声の出演:
ジュゼッペ:佐野晶哉
ペチカ:上白石萌歌
シエロ:柿澤勇人
ツイスト親分:山本高広
サルサ親分:川田紳司
ペチカの母:水樹奈々
タタン:森川智之