映画「爆弾」 曲者の正しい使い方

映画「爆弾」を劇場で観ました。
あらすじ
酔った勢いで自販機と店員に暴行を働き、警察に連行された正体不明の中年男。自らを「スズキタゴサク」と名乗る彼は、霊感が働くとうそぶいて都内に仕掛けられた爆弾の存在を予告する。やがてその言葉通りに都内で爆発が起こり、スズキはこの後も1時間おきに3回爆発すると言う。スズキは尋問をのらりくらりとかわしながら、爆弾に関する謎めいたクイズを出し、刑事たちを翻弄していくが……。
映画館で予告を観たときにそれなりに期待しました。
ただ、多くの邦画のように期待が裏切られる可能性も大きいことを覚悟しながら。
結果的にかなり良かったです。
佐藤二朗という曲者役者を正しく使いこなした感じでいいです。
サイコパスっぷりが特に。
ストーリー展開として、前半の先の読めなさがいいです。
そして、その展開の理由がわかるところもなかなかです。
このあたりは、原作の良さなのでしょう。
気になった点を敢えてあげれば
1.先の読めない檀家の方が面白い
2.類家とのやり取りに入るまでが長い
3.現場探索側が、ストーリーからやや遠目
でも、久しぶりの良作サスペンスです。
邦画「爆弾」 2025年
評価:★★★
監督:永井聡
小説原作:呉勝浩
脚本:八津弘幸、山浦雅大
配給:ワーナー・ブラザース
出演:
類家:山田裕貴
倖田:伊藤沙莉
等々力:染谷将太
矢吹:坂東龍汰
伊勢寛一郎
石川辰馬:片岡千之助
石川美海:中田青渚
長谷部有孔:加藤雅也
鶴久正:名僕蔵
石川明日香:夏川結衣
清宮:渡部篤郎
スズキタゴサク:佐藤二朗






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