映画「傲慢と善良」 女の性質とずるさ

映画「傲慢と善良」を劇場で観ました。

あらすじ

これまで仕事も恋愛も順調だった西澤架は、長年交際していた恋人にフラれたことをきっかけに、マッチングアプリで婚活を始める。そこで出会った控えめで気の利く坂庭真実と付き合い始めたものの、1年経っても結婚に踏み切れずにいた。ある日、真実がストーカーに狙われていることを知った架は、彼女を守るためようやく婚約を決意するが、真実は突然姿を消してしまう。

このあらすじを読んで映画を観ると残念な感じがしますが、この映画の味わいは別にあります。
ストーリーの展開としては、意外性がなくて面白みに欠ける感じですが、それでもラストまで苦も無く観れました。

主人公の女性は、一部の女性に嫌われそうなタイプです。
辛らつな言い方をすると
無自覚に他人を振り回して、それなりのポジションを確保してしまうような感じです。
それでいて、自分の不幸に酔っている感じがあります。
後悔はしても反省はしないタイプのようです。

地味だけれど、結構味わい深いです。
女という生き物が少しわかった気になる映画でした。

邦画「傲慢と善良」 2024年

評価:★★★
監督:萩原健太郎
小説原作:辻村深月
脚本:清水友佳子
配給:
出演:
西澤架:藤ヶ谷太輔
坂庭真実:奈緒
高橋耕太郎:倉悠貴
美奈子:桜庭ななみ
岩間希実:菊池亜希子
小野里:前田美波里
坂庭正治:阿南健治
坂庭陽子:宮崎美子
よしの:西田尚美