映画「スオミの話をしよう」 期待させる内容とは違うがそんなに悪くはない

映画「スオミの話をしよう」を劇場で観ました。
Youtubeでは批判されているのですが、結構、観に行く人が多いようなので気になってみました。

あらすじ

豪邸に暮らす著名な詩人・寒川の新妻・スオミが行方不明となった。豪邸を訪れた刑事の草野はスオミの元夫で、すぐにでも捜査を開始すべきだと主張するが、寒川は「大ごとにしたくない」と、その提案を拒否する。やがて、スオミを知る男たちが次々と屋敷にやってくる。誰が一番スオミを愛していたのか、誰が一番スオミに愛されていたのか。安否をそっちのけでスオミについて熱く語り合う男たち。しかし、男たちの口から語られるスオミはそれぞれがまったく違う性格の女性で……。

タイトルや設定から、数人の男から語られるスオミという女はいったい何者なのか、ということを紐解いていく映画を期待してしまいますが、違ってます。
いつもの三谷幸喜コメディです。

思わせぶりなタイトルから深い脚本を期待してしまうところが、ネットでの評判の悪さの所以でしょう。
映画の宣伝コメントでも、「ミステリー」という言葉を使ってますし。

Youtubeで叩かれるほど悪くはないけれど、物足りなさは感じる映画でした。
「ギャラクシー街道」の心配は無用です。

ラストのミュージカルステージ、必要なのかな?

邦画「スオミの話をしよう」 2024年

評価:★★
監督・脚本:三谷幸喜
配給:東宝
出演:
スオミ/時枝:長澤まさみ
草野圭吾:西島秀俊
十勝左衛門:松坂桃李
小磯杜夫:瀬戸康史
魚山大吉:遠藤憲一
宇賀神守:小林隆
寒川しずお:坂東彌十郎
乙骨直虎:戸塚純貴
阿南健治
梶原善
薊宮澤エマ