映画「夜のピクニック」 原作の良さが群像に消えていく

2025年9月8日

映画「夜のピクニック」を観ました。

原作は、恩田陸の小説で10年前に読みました。
学校行事の夜間歩行で、ちょっと距離のあるおとなしい男の子と、会話などを通じて意外な面を知っていくような話です。

この映画だと、学生の雰囲気を出すために前半が群像劇的に描かれますが、それが散漫になって、この話のうまみが伝わりにくいのではと感じました。

もっと、主題に絞り込まないと伝わらない感じがします。

邦画「夜のピクニック」 2006年

評価:★★
監督・脚本:長澤雅彦
小説原作:恩田陸
配給:松竹
主題歌:「フタリ」MONKEY MAJIK
出演:
甲田貴子:多部未華子
西脇融:石田卓也
戸田忍(融の親友):郭智博
後藤梨香(貴子と融のクラスメイト):貫地谷しほり
梶谷千秋(貴子と融のクラスメイト):松田まどか
内堀亮子(同級生):高部あい
榊順弥(杏奈の弟):池松壮亮
榊杏奈(転校した貴子と美和子の親友):加藤ローサ
高見光一郎(貴子と融のクラスメイト):柄本佑
藤巻(教師):嶋田久作
校長先生:田山涼成
貴子の母親:南果歩