映画「ドライブ・マイ・カー」 アカデミー賞受賞作

2025年8月1日

映画「ドライブ マイ カー」を劇場で観ました。
アカデミー賞(国際映画作品賞)を受賞したとのことで、地味そうだけど観ました。

あらすじ

舞台俳優で演出家の家福悠介は、脚本家の妻・音と幸せに暮らしていた。しかし、妻はある秘密を残したまま他界してしまう。2年後、喪失感を抱えながら生きていた彼は、演劇祭で演出を担当することになり、愛車のサーブで広島へ向かう。そこで出会った寡黙な専属ドライバーのみさきと過ごす中で、家福はそれまで目を背けていたあることに気づかされていく。

なるほど日本の映画には珍しく、外国人キャストを起用し、家族問題、男女問題、言葉の話せない人などの様々な問題を盛り込んだ作品でした。

ただどうしても、「パラサイト 半地下の家族」と比較してしまいます。
ポン・ジュノ監督の「パラサイト 半地下の家族」は、ハリウッドを意識したエンターティメント作品でした。

それに比べて、この「ドライブ・マイ・カー」は、様々な要素を盛り込んでいる以外は昭和感が強い心理的な映画な気がします。
加えて、主人公の奥さんの問題や、俳優の暴力事件などちょっと突飛すぎる感じがして、共感できませんでした。
あ、原作は村上春樹でしたか。

タイトルの意味も、それほど伝わっては来ませんでした。

なんかもやもや感が残りますが、様々な要素を盛り込んだことは評価できます。
「テラフォーマーズ」なんて全て日本人キャストですから。

邦画「ドライブ・マイ・カー」 2021年

評価:★★
監督・脚本:濱口竜介
小説原作:村上春樹
配給:ビターズ・エンド
出演:
家福悠介:西島秀俊
渡利みさき:三浦透子
家福音:霧島れいか
イ・ユナ:パク・ユリム
コン・ユンス:ジン・デヨン
ジャニス・チャン:ソニア・ユアン
ペリー・ディゾン
アン・フィテ
柚原:安部聡子
高槻耕史:岡田将生