映画「覆面系ノイズ」 中条あやみはニセコイから進歩したか!?

映画「覆面系ノイズ」をTV放送で観ました。
あらすじ
歌うことが大好きな少女・仁乃は、幼い頃いつも一緒に歌っていた初恋相手のモモ、そして曲作りをするユズという、2人の大切な男の子との別れを経験していた。彼らとの再会を夢見て歌い続けてきた仁乃は、高校生になったある日、学校でユズと再会を果たす。ユズが所属する人気覆面バンドのボーカルに誘われた仁乃は、いまだ再会できないモモに自分の歌声を届けるため、本格的な音楽活動に取り組んでいく。
まず、意外に中条あやみの歌のうまさに驚かされました。
けれど、設定が奇跡の唄声を持つという主人公ということです。
そのハードルはやはり高いとしか言えず、「御園ユニバース」のすばるのイメージには及びません。
そして、過去を美化するような思い出し場面が多く、恋愛メインというには駆け引きというか信条のやり取りは薄く、音楽メインでもない感じです。
バンドを中心としたストーリー構成でなく、幼いころの思い出話がメインになっているので、恋愛映画としても違うものになっています
キャスティングが政治で決定されるであろうことを考えると、監督には強いポリシーが求められると思いますが、それが想い出やイメージというか、ずれた方向に注力が向かっている感じがします。
邦画「覆面系ノイズ」 2017年
評価:★★
監督:三木康一郎
漫画原作:福山リョウコ
脚本:横田理恵
配給:松竹
出演:
有栖川仁乃:中条あやみ
杠花奏:志尊淳
榊桃:小関裕太
珠久里深桜:真野恵里菜
黒瀬歩:磯村勇斗
悠埜佳斗:杉野遥亮
月果:中島亜梨沙
ヤナ:渡辺大