映画「ホムンクルス」  奇妙な世界を見事に映像化

2025年7月11日

映画「ホムンクルス」を観ました。
原作は、青年誌に連載されていた漫画で、その独特な世界観で異彩を放っていた漫画だった覚えがあります。

あらすじ

記憶がない名越は、伊藤の勧めにより期限7日間、報酬70万円を条件にある手術を受けることに。第六感が芽生えるという頭蓋骨に穴を開けるトレパネーション手術を受けた名越は、右目をつむって左目で見ると、人間が異様な形に見えるようになる。伊藤はその現象を「他人の深層心理が視覚化されて見えている」と言い、その異形をホムンクルスと名付けた。名越はその能力を用い、心の闇を抱える人たちと交流していく。

性的表現とグロい表現があるので、PG12規制となっております。

原作は途中まで読んで、休載になったあたりから読んでいない…と覚えてます。

雰囲気といい、ホムンクルスの再現具合といい、なかなかいいです。
十年以上前に読んだ原作のため、はっきり覚えているわけではないですが、結構な再現具合だったと思います。

ラストのエピソードは、意外な展開だったけれど、若干、普通のドラマによせすぎたかもしれないです。

久々に刺激のある映画でした。
ただ、PG12のせいか、とにかく上映している映画館が少ないことが難点です。

邦画「ホムンクルス」 2021年

評価:★★★
監督:清水崇
漫画原作:山本英夫
脚本:内藤瑛亮、松久育紀、清水崇
配給:エイベックス・ピクチャーズ
出演:
名越進:綾野剛
伊藤学:成田凌
謎の女:岸井ゆきの
女子高生1775:石井杏奈
組長:内野聖陽