映画「前田建設ファンタジー営業部」 映画として面白い

映画「前田建設ファンタジー営業部」を観ました。

前田建設は東証一部上場会社で、ダムやトンネルの工事を取り扱う大手建設会社です。

なんでもこの前田建設のファンタジー営業部が立ち上がったのが2003年。
ちょうどSEOという言葉が世に出回りだし、Youtubeもまだブレイクしていない頃です。

今の感覚からしたら、エヴァンゲリオンの基地・セントラルドグマ一式となりそうですが、それは深いし大きすぎるし、何より、GOサインを出す上層部が理解できなさそうです。

いろいろと現実はこうではなかったろうファンタジーがありそうですが、映画のシークエンスとしては見事です。

メンバーに巻き込まれ、やる気のなかった社員たちが徐々にやる気を出していき、また、周りのものも手を貸していくようになります。
その中でダムの見学の場面が出たりと、とにかく見せ方が分かっている感じです。

そして「横スライド」。

笑いました。
こんな映画向きな隠し玉があるなんて。

設計するほうからしたら、地獄の前提変更でしょう。

こんなお祭り的な映画に出会えるのはそうそうないと思いますので、ぜひ映画館に足を運んでください。

参考:『前田建設ファンタジー営業部』生みの親語る「“積算”は格別に面白い!」

邦画「前田建設ファンタジー営業部」 2020年

監督:英勉  脚本:上田誠(劇団ヨーロッパ企画)
出演:
高杉真宙:ドイ
上地雄輔:ベッショ
岸井ゆきの:エモト
本多力:チカダ
町田啓太:ヤマダ
山田純大
鈴木拓
水上剣星
高橋努
濱田マリ
鶴見辰吾
六角精児:フワ
小木博明:アサガワ

邦画2020年,お仕事,実話

Posted by tintik