映画「殿、利息でござる」 タイトルとは裏腹に地味でまじめな映画

2025年6月9日

映画「殿、利息でござる」をAmazon Primeで観ました。
前田有一の超映画批評で評価も高かったこともあり、観ました。

あらすじ

江戸中期、財政難のため民衆に重税を課す仙台藩では、破産や夜逃げが相次いでいた。寂れ果てた宿場町の吉岡宿でも年貢の取り立てや労役で人々が困窮し、造り酒屋を営む穀田屋十三郎は、町の行く末を案じていた。そんなある日、十三郎は、町一番の知恵者である茶師・菅原屋篤平治から、藩に大金を貸し付けて利息を巻き上げるという、宿場復興のための秘策を打ち明けられる。計画が明るみになれば打ち首は免れないが、それでも十三郎と仲間たちは、町を守るために私財を投げ打ち、計画を進める。

金を貸すというのは、相手が返せない/返さないと言い出した時の強制執行力が不可欠ではないでしょうか。
そう考えた場合、藩にお金を貸すのは成り立つのかと疑問に思えます。

まず、タイトル。
コミカルな話かと思えばそうでもないし、話もとんとん進みすぎる感じがあります。
藩側でなく、町民側を描いてますし。

個人的には、そんなに夢中になれませんでした。

邦画「殿、利息でござる」 2016年

評価:★★
監督・脚本:中村義洋
小説原作:磯田道史
配給:松竹
主題歌:RCサクセション「上を向いて歩こう」
出演:
穀田屋十三郎:阿部サダヲ
菅原屋篤:平治瑛太
浅野屋甚内:妻夫木聡
とき:竹内結子
遠藤幾右衛門:寺脇康文
穀田屋十兵衛:きたろう
千坂仲内:千葉雄大
早坂屋新四郎:橋本一郎
穀田屋善八:中本賢
遠藤寿内:西村雅彦
なつ:山本舞香
加代:岩田華怜
橋本権右衛門:堀部圭亮
斉藤歩
芦川誠
中村ゆうじ
上田耕一
穀田屋音右衛門:重岡大毅
伊達重村:羽生結弦
萱場杢:松田龍平
きよ:草笛光子
先代・浅野屋甚内十三郎:山崎努