映画「見えない目撃者」 (バレ有り)吉岡里帆の好演と設定の甘さと

映画「見えない目撃者」 を劇場で観ました。
韓国映画「ブラインド」のリメイク作品だそうです。
あらすじ
警察官として将来を有望視されながら、自らの過失による事故で視力も大切な弟も失い、失意の底にあった浜中なつめ(吉岡里帆)は、ある夜、車の接触事故に遭遇する。なつめは、立ち去る車の中から助けを求める少女の声を耳にするが、警察は彼女の訴えを聞き入れない。視覚以外の並外れた感覚、警察学校で培った判断力、持ち前の洞察力から、誘拐事件だと確信するなつめは、現場にいたもう一人の目撃者・国崎春馬(高杉真宙)を捜し出す。
全体的に暗い雰囲気ですが、事故で失明した元警察官を「URであ~る」吉岡里帆がなかなか好演しています。
映画やドラマの出演数は多いものの、これと言った役をやっていなかった覚えがありましたが、今回でワンステップ上がったように思えます。
この「みえない目撃者」はMovie Walkerでも好評価ですが、設定の甘さが多々あります。
犯人の存在が、警察内云々以前から予想できてしまうあたりはともかく」
一番気になるのは、ラストの舞台の空き家物件に乗り込むシーン。
警察本部に連絡したところ、救援をよこすから待機せよとのことだけど、乗り込んでいく。
大体30分程度のことになるのだから、戦い様がありそうなのに、応援が来る前提で動いていない。
あのトラップも予想ができたというよりは、ああ使ってくれてよかったという感じ。
そして、救援が来たのは翌日の朝だという…。
最近の映画・ドラマでよくある話だけれど、犯人側の人物像を描こうとしない傾向が強いです。
今回の「見えない目撃者」も、犯人像が主人公にとって恐怖の対象であればいいというような設定のようです。
邦画「見えない目撃者」 2019年
評価:★★
監督:森淳一
小説原作:
脚本:藤井清美、森淳一
配給:東映
主題歌:
出演:
浜中なつめ:吉岡里帆
国崎春馬:高杉真宙
吉野直樹:大倉孝二
日下部翔:浅香航大
高橋修作:酒向芳
浜中大樹:松大航也
平山隆:國村隼
横山司:渡辺大知
桐野圭一:栁俊太郎
浜中満代:松田美由紀
木村友一:田口トモロヲ