映画「キングダム」 ビジュアル重視の是非

映画「キングダム」を観ました。
以前から噂は聞いていた傑作漫画の実写映画化です。
あらすじ
春秋戦国時代の中国。馬陽の戦いで、隣国・趙の敵将を討った秦国の飛信隊の信(しん)たちの前に趙軍の真の総大将・ほう煖(ほうけん)が突如現れた。自らを「武神」と名乗るほう煖の急襲により部隊は壊滅的な痛手を追い、飛信隊の仲間たちは致命傷を負った信を背負って決死の脱出劇を試みる。一方、その戦局を見守っていた総大将・王騎は、ほう煖の背後に趙のもう一人の化け物、天才軍師・李牧(りぼく)の存在を感じ取っていた。
うーん。
なかなかいい雰囲気ですが、ビジュアルを重視するあまり、物理法則を無視したような演出が多すぎます。
全部だめとは言わないまでも、ここぞというところ(王騎の一振りなど)に絞らないと、ちょっと困ります。
山の王たる長澤まさみが兎に角美しい。
が、演技力云々ではなく、ビジュアル上。
もう少し、使いこなしてほしい気もします。
あと、50人で乗り込むあたりも、地形をもっと利用しないと勝負に説得力がかけます。
続編でそのあたりをスムーズに受け入れられるようになってくれればなあ、期待します。
邦画「キングダム」 2019年
評価:★★
監督:佐藤信介
漫画原作;原泰久
脚本:黒岩勉、原泰久
配給:東宝、ソニー・ピクチャーズ
主題歌:ONE OK ROCK「メロディー」
出演:
山崎賢人:信
吉沢亮:えい政/漂
長澤まさみ:楊端和
橋本環奈:河了貂
本郷奏多:成きょう
満島真之介:壁
高嶋政宏:昌文君
阿部進之介:バジオウ
一ノ瀬ワタル:タジフ
六平直政:里典
深水元基:朱凶
橋本じゅん:ムタ
坂口拓:左慈
阿見201:ランカイ
宇梶剛士:魏興
加藤雅也:肆氏
石橋蓮司:竭氏
要潤:騰
大沢たかお:王騎