映画「12人の死にたい子供たち」 なんか違う…

2025年5月18日

映画「12人の死にたい子供たち」を観ました。

あらすじ

閉鎖された病院を舞台に、それぞれの理由で安楽死をするため集まった12人の少年少女が、そこにいるはずがない13人目の少年の死体を見つけたことから始まる犯人捜しと、その過程で少年少女たちの死にたい理由が徐々に明らかになっていく…。

設定の時点で極限状態が作りやすく、一人一人の自殺したい理由と生い立ちを描くことで、刺激的で興味深い話も伝えやすいので、期待してました。

予告などによると、廃病院に集まった死にたい子供たちが12人集まって集団自殺を図るつもりが、13人目(死体)がいることとが発覚。
死にたいけど殺されたくなくない…。

って、違うじゃん。

大体、自殺志願者が集まってという映画は、生きていこうとなるのが定番だとは予想がつきますし、「12人の」というタイトルで察することができる人もいましょう。

でも、予告のような見えない殺人者におびえて命の価値を再確認するような話でなく、冷静な推理的話し合いなのが残念です。

あと、個々の死にたい動機もちゃんとしてほしいな。

邦画「12人の死にたい子供たち」 2019年

評価:★★
監督:堤幸彦
小説原作:冲方丁
脚本:倉持裕
配給:ワーナー・ブラザース
主題歌:The Royal Concept「On Our Way」
出演:
アンリ:杉咲花
シンジロウ:新田真剣佑
ノブオ:北村匠海
サトシ:高杉真宙
メイコ:黒島結菜
リョウコ(秋川莉胡):橋本環奈
マイ:吉川愛
タカヒロ:萩原利久
ケンイチ:渕野右登
セイゴ:坂東龍汰
ミツエ:古川琴音
ユキ:竹内愛紗
ゼロバン:とまん