映画「亜人」 まれに見る疾走感のストーリー展開がすばらしい
映画「亜人」観ました。
スピード感があり、思いのほか面白かったです。
映画の時間枠に見事に収めていて、息着く暇もなく終盤まで観られるようになってます。
どうしても、同時期の異人系の「東京喰種」との比較になってしまいます。
どちらも大した説明もなく異人の話が始まるのですが、「亜人」が不死を使って銃撃戦を制すべく行動しているのに対して、「東京喰種」は人を食べなくては生きていけない悲哀を描こうとします。どうも元から人喰であるのにも係わらず、人喰の正体がよくわからないのにも係わらずです。
生まれながらに人喰ならば、食人に抵抗を示すことが不自然な気がするのですが。
銃撃戦という目的が絞られているため、亜人の正体についての限られた情報でも納得がいき楽しめます。
あの黒い霧の人形についてはちょっと正体不明でスペック高すぎな気がしますが。
キャストもなかなか素晴らしかったです。
綾野剛が演じる佐藤も悪役としていい雰囲気です。そして、国側の用心棒を務める女性もなかなかの格闘シーンを見せてくれます。au三太郎の乙姫役の、元AKBの川栄です。
今年観た映画で、最高かもしれません。
また、ユーチューバーのHIKAKINが映画デビューしています。
邦画「亜人」 2017年
監督:本広克行 漫画原作:桜井画門
出演:
永井圭: 佐藤健
戸崎優: 玉山鉄二
田中: 城田優
奥山: 千葉雄大
下村泉: 川栄李奈
高橋: 山田裕貴
永井慧理子: 浜辺美波
佐藤: 綾野剛