映画「チャッピー」 小学生思考ロボも…
映画「チャッピー」を観ました。
愛らしい名前がついていますが、警備ロボットにAIを試験的に乗せた機体の愛称です。
あらすじ
ロボット開発者のディオンは、自ら考え、感じる人工知能(AI)を独自開発し、スクラップ寸前の1台のロボットに密かにAIをインストールしようとする。しかし、その矢先にストリートギャングに誘拐されてしまい、AIをインストールして起動したロボットは、ギャングの下でチャッピーと名付けられ、ギャングとしての生き方を学び、成長していく。そして、ディオンのライバルでもある科学者ヴィンセントにチャッピーのことが知られ、その存在を危険視するヴィンセントによって、チャッピーは追い詰められていく。
エンジニアの主人公が、警備ロボットに試験的にAIを載せ、教育によって善悪を判断できるように試みる話です。
それが、ストリートギャングにさらわれた警備ロボに対して行ったことで大きく問題に発展します。
「第9地区」の監督だけに期待できます。
この辺の倫理問題は、手塚治虫が漫画に書いていそうなことですが、映画では意外に少ない気もします。
ただ、小学生の思考回路とはいえ、その攻撃力などをもった存在が暴れる姿は、正直シャレにならないです。
人間ならば成長の過程ということで許されることも、ロボットにはそれを求めることができなんだということを痛感させられました。
このことは、映画を通じての主題としては語られませんが、強いメッセージに感じられました。
洋画「チャッピー」 2015年
評価:★★
監督・脚本:ニール・ブロムカンプ
配給:ソニー・ピクチャーズ
出演:
チャッピー:シャルト・コプリー
ディオン・ウィルソン:デブ・パテル
ニンジャ:ニンジャ
ヨーランディ:ヨーランディ・ビッサー
ヤンキー(アメリカ):ホセ・パブロ・カンティージョ
ヴィンセント・ムーア:ヒュー・ジャックマン
ミシェル・ブラッドリー:シガニー・ウィーバー
ヒッポ:ブランドン・オーレ
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