映画「俺俺」  先の読めなさと設定と…

2024年8月29日

「リアル ~完全なる首長竜の一日」が消化不良だったので、気になった映画「俺俺」を見ました。

偶然に手に入れてしまった携帯。その親相手に、オレオレ詐欺をしてしまう。
その後、入手した携帯の人の親に、なぜか本人と間違われ、実家に帰れば別の俺がいて…。
というif型のSF作品です。

星野智幸の小説「俺俺」が原作だそうです。

先が読めないけれど引き込まれるという感じでかなりよかったのですが、増殖→削除という展開になって、ありきたりな感じになってしまったのがとても残念です。
原作の小説「俺俺」もそういう展開で面白味が下がるところも同じようです。

なぜそうなったのかは語られず、内田有紀演じる女の写真の依頼も語られません。
亀梨和也の1人33役らしいですが、最初の3人以外は別人に見えてしまうのも残念。

それと監督が三木聡ということで、「時効警察」「転々」「亀は意外と速く泳ぐ」を期待していると、ちょっと違うなということにもなります。

邦画「俺俺」 2013年

評価:★★
監督・脚本:三木聡
小説原作:星野智幸
配給:ジェイ・ストーム
主題歌:KAT-TUN「FACE to Face」
出演:
永野均:亀梨和也
サヤカ:内田有紀
タジマ:加瀬亮
ヤソキチ:中谷竜
安西:小林きな子
渋川清彦
制服警官・犬塚:少路勇介
ハンバーガーショップの店員:岡野真也
かすみ:町田マリー
南さん:ふせえり
刑事・村野:岩松了
ロックセンター店長・穴川:森下能幸
若い女性客:佐津川愛美
刑事・阿久:根松重豊
白バイ警官:松尾スズキ
永野マサエ:キムラ緑子
大樹の母:高橋惠子