映画「カイジ 人生逆転ゲーム」  まさに藤原竜也

未来は僕らの手の中~。
すでにアニメ版を観ているので、なぞるだけかなと思ったら若干違いました。
どうしても映画だと、ドラマにしたがる傾向があって…、ね。

伊藤カイジを演じるのが藤原竜也というだけあって、ニュアンスがずいぶん違います。
なんかもう、藤原竜也以外がほんとに端役になっています。

まあ、その辺は原作通りなのかも知れませんが。

漫画の毒の部分が少し抜かれているのも残念です。

特に限定ジャンケンの大事なシーンが抜けています。
限定ジャンケンは原作でも最も評価の高かった部分ですが、その戦略と安藤の裏切りがすっぽり抜け落ちてしまっています。

利根川との対戦のEカードのときの「耳ドリル」という残酷設定を変えるためにストーリーをいじっています。
そのために地下での強制労働:ペリカの登場しています。

エンドロールでキャストを見てみるとやはり地味に松山ケンイチが参加していました。
それと珍しいところでは、劇団大人計画の松尾スズキ、そして原作者の福本伸行が出演していたらしいです。

まあ、結構楽しめたのですが、ちょっと毒気の抜けたところが気になります。

邦画「カイジ 人生逆転ゲーム」 2009年

評価:★★★☆☆
監督:佐藤東弥
漫画原作:福本伸行
脚本:大森美香
配給:東宝
主題歌:YUI 『It’s all too much』
出演:
伊藤カイジ:藤原竜也
遠藤凛子:天海祐希
利根川幸雄:香川照之
船井譲二:山本太郎
石田光司:光石研
佐原誠:松山ケンイチ
大槻太郎:松尾スズキ
兵藤和尊:佐藤慶
もたいまさこ
吉高由里子

帰りの電車の中で、つり下げでない壁貼り広告が、ほとんどないことにちょっとショックを受けました。
不景気が加速しているようです!?

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