映画「罪とか罰とか」  成海璃子

docomoのCMでお馴染みだが、蒼井ゆうとキャラなどがかぶって今ひとつ名前を覚えられているだろうか疑問のある、「無料です。無料です。…微妙です。」の成海璃子(声がなんかいい感じ)が主演する映画「罪とか罰とか」です。

売れないアイドル円城寺アヤメが、一日警察署長をすることになった。ところがその警察署は、署長室からして変なところで、なぜか全権が与えられる。そこで、その売れないアイドル円城寺アヤメのとった行動は…。

あの劇団ナイロン100℃(過去には、劇団健康、ロックバンド有頂天をやっていた)のケラ(ケラリーノ・サンドロビッチ)の作品なので、およそ、とんでもないことは間違いない。ポスターに魅力を感じたが、大きく外す可能性のほうが遥かに高い。

そんな覚悟をもって、映画「罪とか罰とか」に望んだ。

…意外に楽しめる。ストーリーもそれなりにある。

ケラだと思えば、結構、普通の映画として楽しめるじゃないか。
あの大倉孝治と奥菜恵との、だらだらとしたカップルぶりが楽しめるかどうかがひとつの分かれ目かもしれない。

ただ部分的には突っ込み待ちを通り越した内容なので、人を選ぶ内容だと思う。普通の映画ではないし、ケラは不条理演劇な人なので、そこは腹をくくってほしい。

…あ。
「時効警察」の第8話ってケラなのか…。
(「帰ってきた時効警察」の第4話も)

この「罪とか罰とか」には、成海璃子の魅力が詰まっているが、悪い部分もちょっとある。
…それに、ちょっと太っているし。

この映画に出演することは、彼女にとってプラスなのかちと心配。

キャストもそれなりに豪華で、奥菜恵や佐藤江梨子や’完済人’のアノ人なども出る。
キャストスクロールが終わって、麻生久美子が出ていたことに気づいた…。

邦画「罪とか罰とか」 2009年

評価:★★★
監督:ケラリーノ・サンドロビッチ
出演:成海璃子、永山絢斗、段田安則、犬山イヌコ、山崎一、奥菜恵、大倉孝二
安藤サクラ、市川由衣、徳井優、佐藤江梨子、田中要次、麻生久美子、六角精児