映画「イキガミ」 最期の24時間にあなたは何をしますか?
映画「イキガミ」を試写会で観ました。
あらすじ
国家繁栄維持法の施行により、1000人に1人の確率で選ばれた若者に、あと24時間の死の宣告を下す死亡予告証“イキガミ”が渡される社会。公務員の藤本は、ミュージシャン志望の田辺、盲目の妹を支える飯塚らにイキガミを届けていく。
近年の痛ましい事件を見ていると、仕事に忙しい人間はセクハラに走り、仕事にあぶれている人間は人の死に興味を持つようです。
その原因を推測すると、核家族化により身近な人の死を経験しなくなったことが原因では、と思うようになっていました。
それゆえ、この映画「イキガミ」には特別な思い入れがあります。
でも、3巻まで読んだ程度です。
前説によりサプライズ。
なんと舞台挨拶が、監督と松田翔太となるみさんの3人+「道しるべ」の人から上映後にあるとのこと。
映画はまあ予想通りでしたが、以外に地味なところがリアルでよかったです。
そして、知っていても感動に引き込まれてしまいました。
漫画を読んだときは、設定の勝利だと思いました。
でも1000人に一人は多すぎる気がします。
そしてこの映画は地味さがリアルな感じを引き出しています。
ラストがちょっと野心的です。
原作もこうだっけ?
舞台挨拶はスカイ・クロラと違い、内容が濃かったです。
松田翔太はいきなりベタな質問。
「もしあなたがたの命があと24時間しかなかったらな荷をしますか?」
超まじめな人らしいです。
というかこの人、こんなに人気があるとは知りませんでした。
邦画「イキガミ」 2008年
評価:★★
監督:瀧本智行
漫画原作:間瀬元朗
脚本:八津弘幸、佐々木章光、瀧本智行
配給:東宝
主題歌:フィルハーモユニーク「みちしるべ」
出演:
フジモトケンゴ:松田翔太
モリオヒデカズ:塚本高史
イイヅカサクラ:成海璃子
イイヅカサトシ:山田孝之
サンジカン:柄本明
シマダ:劇団ひとり
タナベツバサ:金井勇太
タキザワナオキ:佐野和真
コンドウイシ:井川遥
イシイカチョウ:笹野高史
塩見三省、風吹ジュン、タキザワカズコ