映画「スカイ・クロラ The Sky Crawlers」+舞台挨拶つき  実写に近づくポリゴン映像と閉塞感

2024年12月17日

押井守監督の新作アニメ映画(原作:小説)、「スカイ・クロラ」を劇場で観ました。
ベネチア映画祭ノミネート作品です。

あらすじ

思春期の姿のまま永遠に生き続ける子供“キルドレ”が兵士として参加する戦争が、ショーとしてテレビ中継される世界。キルドレのユーイチは、とある基地に戦闘機パイロットとして配属され、女性司令官のスイトと出会う。

舞台挨拶もあるというので、初日に観てきました。
ある種の期待がありましたから。

初日に、東京・名古屋・大阪と回っているらしく、まさに「挨拶」というか、それだけでした。

しっかりした世界観と、変わらない閉塞感、そして永遠に年をとらないキルドレとは…。
そんな感じのパイロットの戦争映画。

戦闘機の質感や飛行シーンはなかなかですが、実写に近づいたポリゴンです。
単に現実に近づくのではなく+αが欲しかったです。

押井監督を追いかけている人にはあまり抵抗がないかもしれませんが、爽快感があるわけでなく、人を選ぶ映画という気がします。

しかし英語タイトルの綴りを見ると「Sky Crawler」となっていますが、これを「スカイ・クロラ」とすると、どうしても「スカイ・クロレラ」と間違えそうになります。

アニメ邦画「スカイ・クロラ」 2008年

評価:★★
監督:押井守
小説原作:森博嗣
脚本:伊藤ちひろ
配給:ワーナー・ブラザース
主題歌:絢香「今夜も星に抱かれて…」
声の出演:
草薙水素:菊地凛子
函南優一:加瀬亮
土岐野尚文:谷原章介
草薙瑞季:山口愛
湯田川亜伊豆・合原:平川大輔
篠田虚雪:竹若拓磨
山極麦朗:麦人
本田:大塚芳忠
フーコ:安藤麻吹
クスミ:兵藤まこ
パイロット:下野紘
パイロット:藤田圭宣
パイロット:長谷川歩
パイロット:杉山大
娼婦:水沢史絵
娼婦:渡辺智美
警備員:望月健一
バスガイド:西尾由佳理
ユリ:ひし美ゆり子
マスター:竹中直人
笹倉永久:榊原良子
三ツ矢碧:栗山千明